06266 ホテルの概念を超えた「アブラサスホテル富士河口湖 | abrAsus hotel Fuji」でプチ無人島リゾートのような濃密な1泊
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好きな人とのコミュニケイションが深まるホテル。
心底充実の濃密な1泊、20時間でした。
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7月27日、友人の南和繁さんがオープン。これまでに財布、バッグ、寝衣などを「再発明」してきた彼がずっと温めてきたホテルの新形態。ありがたいことにshio.icon家族を招待してくださいました。 周囲の社会、世俗から隔絶されて、同行者たちだけの空間。
すべてがお膳立てされたプチ無人島リゾートなような不思議な感覚。(いや、普通に陸続きです)
スタッフの対応は(緊急時を除いて)チェックイン(15:00〜)とチェックアウト(11:00)時のみ。
ゲストの滞在中、スタッフは不在。
ゲストのみで過ごす濃〜い20時間です。
食事は?
サウナは?
お風呂は?
BGMは?
コーヒーは?
何して遊ぶ?
すべて心配無用。
shio.iconが訪れた時の過ごし方をご紹介します。
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予約日の8月11日13時、我が家の前に、黒塗りのアルファードがお迎え。家族で乗り込み出発。
ジェントルな乗り心地は運転手さんの腕。車が止まる寸前にブレーキペダルを抜いてくださるからスムーズで安楽。細部まで配慮が行き届いているabrAsusクオリティだ。 この「送迎オプション」はとてもいい。希望の場所(1か所)でゲストをピックアップしてホテルまで送迎してくださる。自力で向かう道中も楽しいけれど、プロに運転おまかせするのは楽ちん。
中央道を滑るように河口湖インターまで走り、コンビニと道の駅に寄って、巨峰を購入し、ホテルへ。
スタッフが出迎えてくださいました。
チェックイン手続きの後、各種の使い方を説明をしていただく。特に難しいことはなさそう。
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説明が終わるとスタッフとお別れ。ホテルの敷地内は、ゲストのみのプライベート空間へ。
建物内は入り口近くの東側から順に、
800リットルの大きなお風呂が2つとシャワーが2つある浴室
オープンリビング
ダイニングキッチン
ベッドルーム1
ベッドルーム2
その北側を廊下が貫く。その東の端にブルーを基調としたトイレ。
浴室の外に、フィンランドから輸入したロウリュサウナ。薪を燃して温めます。サウナと浴室が隣り合っていて、サウナで温まった身体を浴室内の浴槽一つに水を張って冷まします。
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すべての部屋から真南に富士山を一望でき、天気が良ければ額縁に収まる本物の富士山を眺めらます。
shio.iconが到着した日は雲の中に富士山が見え隠れ。翌朝は残念ながら雲の中でした。
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南さんから特別にシャンパンをいただきました。ありがたい!!
妻が弾くshio.icon製作のヴァイオリンを聴きながら、喉を潤す。 https://flic.kr/p/2mgX2Zb https://live.staticflickr.com/65535/51376313184_db459b47ff_3k.jpg
清涼な空気に響く気持ちよさ。特にオープンリビングで弾く響きが心地よくて、自分が上手くなったような錯覚を覚えます。
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その間に、息子たちは薪割り開始。
安全な「キンドリングクラッカー」の上に太薪を乗せ、上から金槌で叩くだけで割れる。斧を振り下ろすのではないので、力もスキルも必要なし。金槌を扱える人なら誰でもできます。スコンと気持ちいい。
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その薪を使ってサウナに火をつけ、温め始めたのは次男。
少しずつ高まっていく温度を家族に知らせてくれて、適温になったらみんなサウナへ。
思い思いにサウナと水風呂を往復。
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食事は8割、準備済み。
食材を洗う、切るといった下準備はすべて終わった状態で用意されている「プリペアードスタイル(prepared style)」。
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食材や調理器具をどう使って何をすればいいか、大変わかりやすい手順書が置かれていて、その通りに進めていけば美味しく完成します。温めたり、焼いたり。
焼肉店やしゃぶしゃぶ店のごとく、供された食材に自分たちで火を通していく。自分好みの焼き加減に仕上げることができます。いくつも用意されているタイマーを使って手順書に従って進めれば、まず失敗はないでしょう。
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なお使い終わった調理器具や食後のお皿などの洗い物もすべてそのまま専用のコンテナに収めておけばゲストのチェックアウト後にスタッフが片付けてくださいます(とはいえスポンジ、洗剤、食器乾燥用のカゴなども用意されていて、shio.iconはサクサク洗ってしまいました。みんなと話しながら片付け作業も楽しい)。
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その手順書をじっくり読み始めたのは長男。
一人黙々と食事の準備を始めました。
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彼はおしゃれなBGMをiPhoneで再生している。それも手順書の指示とのこと。
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そこでshio.iconはキッチン横のストアルームに行き、自由に使えるBOSEのワイヤレススピーカーSOUNDLINK REVOLVEを2台、キッチンに持ってきて、彼のiPhoneにBOSEの無料アプリ「Bose Connect」を落とし、2台をステレオに設定。棚の最上段、左右に置くと、キッチンに豊かな音楽が流れ始めました。いい雰囲気。 なお全館Wi-Fiバッチリ。オープンリビング(屋根付き屋外)でも150Mbps程度の高速で通信できました。
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食材はすべて切ってあるから、トングで岩盤に並べるだけ。
ジュージュー、美味しそうな音と香りが立つ。
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24種類のスパイスが用意されていて、手順書にはその使い方やおすすめが記載されている。
自分なりにアレンジするもよし。
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長男は、料理の合間に、スパイスの香りの記憶に挑戦。しばらくすると、
「お父さん、問題出して」
と言うので、蓋を開けたスパイスを次々と渡す。目を瞑った彼が当てるゲーム。
その間にshio.iconも香りを覚えて、互いに出題。
楽しい。
たくさんあると覚えようともしないけれど、24個、という有限な数が目に入ると、覚えたくなる。学習の基本。
全個数を数える。
番号を振る。
位置関係を固定する。
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美味しそう。
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焼けたお肉を切る。
手の力を抜き、包丁を大きく前後に何度も動かすと綺麗に切れます。
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岩盤で焼いた野菜の甘いこと。
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中までジュワッとみずみずしい。
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ベーコンやカマンペールチーズは燻製に。それも手順書にある通り進めるだけ。
いい香り。
shio.iconは燻製されたベーコンをさらに岩盤で焼いて香ばしさを加味しました。
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ご飯も専用の鍋で炊く。昆布を浸して旨味豊かなご飯。
火で炊くご飯は美味しい。
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持参した飲み物をみんなのグラスに注いで、いただきます。
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岩盤で焼いたソーセージも美味しすぎ。
肉汁が溢れる。
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デザートはさっき買ってきた巨峰。
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食後のミッションはコーヒーの焙煎。
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普段自宅では焙煎機で焙煎していますが、ここでは直火で炙る本格的な焙煎。
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焙煎器に生豆を入れ、手首のスナップを効かせながらガスバーナーの上で炒る。
パチパチとハゼてくる。
オープンリビングだから自宅のキッチンのようなチャフの散乱を気にしなくていい。そのチャフも、ストアルームにあるマキタの強力なクリーナーでサクッと吸い取ってしまえばOK(もちろん放置しておいてもチェックアウト後にスタッフが片付けてくださいます)。
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shio.iconは浅めの焙煎が好き。甘みと酸味が引き立ちます。
ザルにあけて急速に冷ます。
ストアルームに行くと、いいものがありました。ダイソンのドライヤー。
その冷風を使って、どんどん粗熱をとっていきます。
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本当は負圧で熱を「引き抜く」方がいいけれど、ザルが大きいし、万が一ドライヤーを傷めるといけないので、冷風を当てながらザルの上の豆を動かす方式。
いい感じに仕上がりました。
コーヒーは焙煎してから2日ほど時間をおいた方が風味が増すので、朝のコーヒーは夜のうちに焙煎しておくのがポイント。
朝が楽しみ。
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焙煎しつつ、オープンリビングからふと富士山を見ると、登山者たちの光の列が動いていました。
一歩一歩進む人々の営みを遠望しながら、自分も前進。
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ベッドルームがシンプルで美しい。
各部屋にベッドが2台または3台、宿泊人数次第で用意されます。最大6名宿泊可能。
我が家は5名なので、2台と3台、用意されていました。夫婦と息子3人。
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就寝時のスタイルとして裸の次に快適なのがこのつなぎスリープウェアだと思う。ゴムなどの締め付けが一切無いので血行が阻害されず快適そのもの。 (発売以来ずっと着続けているゆえ、ずいぶんくたびれていてそろそろ買い替えようかと思っているくらいなので、写真の掲載は迷いましたが、これを紹介できるシーンはなかなかないので掲載します)
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寝室へ続く落ち着いた廊下。
奥の2部屋がベッドルーム。
その手前がダイニングキッチン。
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廊下の最も手前、東の端にあるトイレ。
美しい。
深海のような落ち着いた空間。
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広くて快適。
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朝。
前日に焙煎したコーヒーを淹れましょう。
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グラインダーで挽いてペーパーフィルターへ。
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電気ケトルでお湯を沸かし、水を足して温度を下げてから注ぐ。
うん、いい感じ。
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ホットサンドを作る。
まずハムを焼き、その油を少し拭き取ってから、パンや具を重ねて焼く。
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美味しく焼けました。スパイスのブレンドが決め手。
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やっぱり朝もヴァイオリン。
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気持ちいい!!
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久しぶりにスケボー。おそらく30年ぶり。小学生の頃に乗れるようになったものは、ずっと乗っていなくても乗れるものですね。
お風呂に入ったり、またサウナに入ったりしつつ、徐々に片付けモード。
全員、10時には荷造りが終わり、お迎えが来る11時まで、みんなで人生ゲーム。
これ「令和版」。色々新しい。
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すべての部屋から見える富士山。
サウナからも富士山。
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GR IIIはポケットに収まるから、生活のシーンを撮影するのに向いてる。チームやグループのメンバーとして参加しつつ撮影をするときにはGR IIIが最適。 https://flic.kr/p/2mgCK8f https://live.staticflickr.com/65535/51372744448_b0008ae612_3k.jpg
一方、一眼レフとかミラーレスカメラは、チームやグループから一歩引いて客観的に写す感覚。
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燻製したばかりのベーコン、チーズ、ナッツ。
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ISO10000で1/40秒。夜景が手持ちで写る。素晴らしい。
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帰宅した後もそう思わせてくれる魅力があります。
一緒に作業する仲間との対話、会話が深まる仕掛けに満ちていて、一人一人の個性が浮き彫りになる空間。
こうして豊かな時間を楽しめるのは、ゲストが11時にチェックアウトした後、次のゲストが来るまでの4時間に、清掃し、食材の下準備をし、調理器具などすべてを整えてくださるスタッフの方々のおかげ。感謝。どうもありがとうございます。
そんなabrAsus hotel Fujiの魅力と、人を惹きつけてやまない富士山を望む富士山型の石の記憶が重なります。家族で行くのも楽しかったし、カップルで、カップル2組で、2家族で、あるいは友人やペットと訪れるのもきっと面白くなりそう。 いつかまた誰かと訪れたい!!
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